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BELS(ベルス)住宅版-省エネ性能表示が始まる

住宅省エネ表示

最近、BELS(ベルス)という言葉を目にするようになりました。まだまだ浸透してはいませんが、徐々に増えていくものと思われます。

消費者にとっては住宅を選ぶ際の判断基準にもなるので、知っておいて損は無い表示制度です。

BELS(ベルス)とは何か?

建築物の省エネ性能表示制度の評価システムのことです。

建築物の省エネ性能表示制度は、建築物のエネルギー消費性能に関する法律(建築物省エネ法)に基づき、平成28年4月に施工されることになりました。

国交省ではそれに伴い、建築物の省エネ性能表示のガイドライン(建築物のエネルギー消費性能の表示に関する指針)を策定し、評価システムとしてBELSが適用されることになったのです。

販売・賃貸を行う事業者は「その建物について省エネ性能を表示するよう努めること」と、あくまで努力義務なので必ず表示しなくてはならない訳ではありませんが、企業の対応は姿勢として捉えることができ、消費者の比較判断材料になり得ます。

BELS住宅版が制定された経緯

資源エネルギー庁によると、2011年度におけるエネルギー消費は、家庭と事業所で全体の3割を占めています。機器のエネルギー効率が向上したことから伸び率自体は鈍化したものの、近年でもまだ増えている傾向にあります。

地球環境保護の観点から、エネルギー消費つまりCO2の排出量を削減していくことは重要な課題となっています。また、エネルギーの自給率が低い日本では、特に東日本大震災以降原発の問題もあり、エネルギーの消費削減が求められました。

当初は非住宅建築物が対象でしたが、そのような背景を受けて最終的には住宅も含まれることになりました。そして平成28年4月から申請の受付が開始されました。

BELSの表示マーク

BELSマーク

住宅性能評価・表示協会の資料より

最高ランクは5つ星で、2個が省エネ基準適合、3個が低炭素認定基準適合の場合です。省エネルギー基準における一次エネルギー消費量と外皮性能の適合の可否も表示されます。

BELSの情報窓口は、住宅性能評価・表示協会です。

BELSの対象住宅形態は?

既存・新築、戸建て・共同住宅の住棟を問わず申請ができます。共同住宅においては住戸単位の部分評価もできます。

今後は、分譲住宅を選ぶ際の一つの目安になってくるでしょう。

中古住宅の省エネ性能表示

性能が分かりにくい中古住宅での省エネ性能表示も、消費者にとって期待したい比較要素です。

中古住宅の場合は、省エネ基準に適合していれば申請によりその旨を表示することができます。今後、中古住宅の売主さんや不動産業者の利用が増えれば、中古住宅購入の安心感が増し中古住宅市場も活性化するでしょう。

省エネラベル

国土交通省の資料より

一方、中古住宅は省エネ性能だけで決まるものではありません。欠陥が無いか、劣化の状態はどうなのか、様々な要素が気になります。

そこで近年では、中古住宅の購入を検討されている方が事前に購入予定物件の状態を知るサービスとして「ホームインスペクション(住宅診断)」が増えています。

中古住宅の購入リスクが軽減でき、中古住宅でも納得して購入できるしくみです。

BELS住宅版のメリット・デメリット

住宅の省エネ性能の表示にものさしが定められたことになるので、表示の有無・内容の「見える化」により住宅の省エネ性能が分かりやすく比較できるようになります。住宅も家電や自動車と同じように燃費で選ぶ時代になろうとしています。

また住宅性能表示制度のほか、低炭素住宅認定制度、住宅金融支援機構によるフラット35S融資基準適合認定、などと認定が連動でき申請が合理化されます。

その反面、申請料金も発生するので住宅購入者の費用負担が多くなる可能性もあります。

他の住宅性能表示制度との違い

住宅性能表示制度長期優良住宅が建物全体の性能を評価するのに対し、BELSは省エネ性能の表示に特化した基準です。

住まい選びの価値観として、特に省エネに関心がある方にとっては大きな目安とすることができます。

家を建てる目的を改めて考えてみること

住宅の省エネ性能が向上すること、分かりやすくなることは大変喜ばしいことです。住み心地が良くなることは評価に値します。

しかし、家の価値は住宅の省エネ性能だけで決まるものではなく、省エネ性能に縛られることはあまり望ましいことではありません。

自分たちに相応しい家とはどんな家なのか。広さ・間取り・価格・デザイン・暮らし方など、しっかりと定義づけをし、本来の目的から外れない選択をすることが大事なのではないでしょうか。

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