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新築インスペクション-サッシ・窓周り防水の確認

防水テープ不具合

日本は雨・湿気の多い国です。もちろんそうでなくとも雨漏りは避けたいものです。

また、日本の住宅の多くは木造で建てられています。木材は水気・湿気による腐食、その先にはシロアリの食害の可能性もあります。そのため住宅では、様々な雨水防水対策がなされています。

サッシ・窓周りでも製品自体に工夫がされていますが、それを取り付ける施工時にも雨水防止対策をしておかなければなりません。

サッシ・窓周りの雨水防水対策

新築住宅においては品確法の瑕疵担保責任項目でも、雨水の侵入を防止する部分(屋根・外壁・開口部)として挙げられています。それだけにサッシ・窓周りの雨水防水は重要であり、また雨水が入りやすい部分であるとも言えます。

しかしながら、施工方法は住宅メーカー各社で異なり、統一されていません。

品確法により10年間の保証がされているものの、基本に沿って施工することが望ましいと思われます。

サッシ周りに使用する防水テープ

まず、使用するテープは防水用のものです。簡易的な気密テープを使用している会社もあるようですが、防水性能に欠けるものと思われます。

使用する防水テープは、フラット35を扱う住宅金融支援機構の木造住宅工事仕様書によると、

防水テープの種類は、両面テープとする。

とされています。住宅瑕疵担保責任保険の一つである「まもりすまい保険」でも参考図には両面防水テープが使われています。

防水テープを両面にする理由は、施工手順・方法に表れてきます。

サッシ・窓周りの雨水防水方法・手順

水は上から下に流れるので、下部から施工する(上部を重ねる)のが基本です。

日本サッシ協会がまとめた「サッシまわりの雨水侵入防止対策」によると、

  1. 窓台(サッシを乗せる部材)に先張り防水シートを施工する。防水テープで入隅を防水補強する。
  2. サッシを取り付ける。
  3. サッシの下ツバ部に防水テープ(片面テープで可)を張る。(気密住宅でない場合は省略可)
  4. サッシの横ツバ・上ツバの順に防水テープ(両面テープ)を張る。
  5. 透湿防水シートを下から張っていき、防水テープに密着させる。
  6. 透湿防水シートの切れ込み部分を防水テープで補強する。

という内容の手順になっています。

つまり基本は、サッシのツバ → 両面防水テープ → 透湿防水シート という構造です。

また、代表的透湿防水シート「タイベック」の製造元がまとめた「通気層工法 施工上の重要ポイント」においてもぼぼ同様の防水施工方法になっています。

実際のサッシ周り防水施工例

施工状況から手順は確認でき、下部から施工するという基本が間違っていることはないのですが、サッシ協会の施工基準とは異なり、片面テープを使用している施工例はまだまだあるようです。

防水テープ不具合 気密テープ不具合

外壁通気 胴縁欠き込み

写真は片面テープの使用例で、下枠部だけでなく横枠・上枠にも使われています。

しかも気密テープに近い防水テープなのでやや薄く、きちんと密着していない箇所も見受けられました。

完全に間違っているとは言えませんし、その住宅メーカーの基準だということで不具合箇所だけ指摘し、手直しをしてもらいました。

新築インスペクションのご紹介

新築住宅にはこれら多くのチェックポイントがあります。

もちろんハウスメーカー・工務店が施工監理業務を行う訳ですが、住宅の購入者・建て主にとっては不十分に感じる場合があると思います。また何かのきっかけでハウスメーカー、施工会社の施工に不信感を抱いてしまっている場合があるかもしれません。

そんな時に、第三者が購入者・建て主の側に立って建物の確認をするのが、新築インスペクションです。詳しくはサービス提供ページをご覧下さい。

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