注文住宅を建てるならせっかくこれから作るものですから、「家が建って生活が始まる」と言うより、「あんな生活がしたいからこんな家を建てる」と考えるようにしましょう。
コンセプトを決める
都会的な暮らし、田舎暮らし・里山暮らし、趣味・DIYを楽しみたい、など様々なスタイルがあります。あなたはどんな暮らし方がしたいですか?
まずは、自分たちの希望するライフスタイルがどんなものなのか、自分たちで認識をし、コンセプトを決めましょう。
それにより、自分たちに相応しいのはどんな家かが決まってきます。ライフスタイルが家のデザインに結びつくこともあります。
⋯ ライフスタイルを思い描き、コンセプトを決める
どこに住むのか? … 土地を選ぶ
土地をお持ちでない場合、併せて考えなくてはならないのが、土地購入の問題です。
建物は、土地と切り離すことの出来ない不動産です。
どこに住むかは、生活の仕方に左右されます。資産価値に影響を及ぼす事もあります。
次の観点を確認しましょう。(ここでは広義の土地選びに絞ります。)
- 利便性(通勤・通学・買い物・公共機関)
- 環境 (子育て・交通・自然・市政・雰囲気)
- 価格 (総予算との兼ね合い)
- 建築の可能性(希望の家が建てられるか? 大きさ、形、高低差など)
注文住宅を建てる土地が決まっている場合は、ライフスタイルに合わせてその土地をどう活用するか、建物に意識を集中することができます。
⋯ その土地ならライフスタイルが実現できますか?
以下の記事もご覧ください。土地選びの注意点をまとめました。
家づくりを考えるヒント
家づくりノートを作る
目的地を決めない限り、旅に出ても 「本来意図しなかったどこか」に行き着くだけです。一冊のノートに自分たちが望む家の姿をまとめてみましょう。
- キーワード・1行メモをためておく。
- 写真や雑誌の切抜きを貼っておく。
- 気になるチラシをとっておく。
- 決定したライフスタイルのテーマ・コンセプトを書く。(家族で書くと盛り上がります。)
家づくりの第一歩です。まずはできることから始めてみましょう。
家族みんなで考える
「家づくりは奥様主導の方がうまくいく」とも言われますが、家族が永い間暮らすものですので、全員でディスカッションを重ねましょう。
難しい話ではありません。雑談の延長で良いのです。
- あのドラマ(映画)に出てきたあんな家に住みたい。
- あそこに建っているあんな家に住みたい。
- こんな生活がしたい。
- こんな空間が欲しい。
アイデアを出す・考えを整理するヒントとして次のやり方をおススメします。
- 付箋メモを使って話し合うと分かりやすい。
- 台紙はスケッチブックが使いやすい。
そんな会話の中で家族のイメージする家が共有されていきます。価値観も固まっていきます。
「何だか面倒だ」という方もいらっしゃいますが、この段階に時間をかけることがとても大切です。
何故ならば実際の計画が進んでいくと、決断の連続になっていくからです。
間取り・レイアウトを考える
道路からのアプローチ、玄関の位置、キッチンの位置など、言葉だけで良いので間取りの希望をまとめておきます。
間取り図を描くことは楽しいですが、慣れていないとやはり難しいものです。
図面にまとめるのはプロに任せるとして、自分たちのスタンスをきっちり決めておくことを重視された方が良いでしょう。
⋯ 家づくりのスタンス・コンセプトを固め、ずらさない
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