ご縁があり、弓道場を建てるお手伝いをしました。
建設会社勤務の時代に一度弓道場の現場監督をしたこともあり、何か運命的なものを感じ、喜んでお引き受けすることにしました。
建物の利用方法からの必要条件を考慮し、鉄骨造で建てることになりました。
鉄骨造の建物の特徴は、鉄骨造で建物を作るメリットにまとめてあります。
打合せの過程で建物のスペックについてはもちろん、その背景にしきたりや所作などがあるからこその理由についても知ることができました。背筋がピンと伸びるような雰囲気を感じました。
その後、道場開きにもお招きいただき、実際に弓を引く場面を拝見することができました。式典だけあって各地から多くの方々が集まり、儀式と模範演技・試技と続きました。
矢を放つ位置から的までは28mもあり、しかも的の大きさは36cmだそうです。
模範演技は、八段を所有される日本でも指折りの先生方が、三人揃っての美しい技を披露してくださいました。全く弓道を知らない男の目から見てもそれは素晴らしいものでした。
その所作の美しさもさることながら、礼に始まり礼に終わるという姿に感銘を受けました。機会があったらまた是非拝見したいと思うばかりです。
また、道具の美しさにも目を惹かれました。みなさん手を掛けながら大事にお使いのようでした。
因みに水戸にある「天眞館」という弓道場です。館主である橋本さんは弓道をライフワークにされており、その技量もさることながらユニークなお人柄で皆さんに慕われています。
毎週全国各地から弓を引きに人が集まっています。生徒さんも募集しているそうです。
また、水戸市の東照宮近くには「市毛弓具店」という弓道具の老舗があります。丁寧な対応だけでなく弓道に関するのおもしろい話も聞かせていただけます。
コメント