先日も建築業者が家の工事途中で営業を停止し(倒産に等しい)、自分の家の工事が途中で放り投げられてしまった件がマスコミに取り上げられていました。なんとも悲しく怒るべき話です。
建築関係のこういった話題は、幾度となく繰り返されています。それだけに注文住宅の家づくりは住宅会社選びが最重要なのです。しかし、いくら会社を吟味して選んでも万が一ということもあります。
そんな時に安心なのが「住宅完成保証制度」の存在です。建築中に住宅会社が倒産した場合、費用の保障と工事の対応をしてくれるという頼りになる仕組みです。
住宅完成保証制度の取り扱い法人
住宅瑕疵担保責任保険などを扱っている次のような法人があります。
- 株式会社住宅あんしん保証
- 住宅保証機構株式会社
- 株式会社日本住宅保証検査機構(JIO)
住宅完成保証制度の保証内容
株式会社住宅あんしん保証の制度を例に保証内容をご紹介します。
- 倒産により戻ってこないお金(前払い金)を保証してくれます。(ただし限度額あり)
- 円滑に工事が再開されるよう対応してくれます。
- 工事を引き継ぐ建築会社を紹介してくれます。
- 代わりの建築会社が工事を引き継ぐことにより発生する追加費用も保証してくれます。(ただし限度額あり)
詳しくは住宅あんしん保証のページをどうぞ。
住宅完成保証制度を使うには
利用する保証会社に事前に建築会社が登録をし、保証委託申込みをしなければなりません。
すでに建築会社が登録している保証会社があれば、そこを利用するのが現実的です。
建築会社の姿勢を判断する材料にも
建築会社が保証会社に登録し、住宅完成保証制度を使える体制が整っているかどうかは、その建築会社を選ぶ判断基準にもなります。
注文住宅というまだ形のないものを高額で販売するわけですから、安心を提供するのも建築会社の使命の一つではないでしょうか。
コメント