外壁の汚れを防ぎエコにもつながる小さな工夫

霧除け(YKK AP より)

霧除けを付ける

霧除けとは窓の上の小庇のことです。

最近、この霧除けを付けない家が増えています。スッキリ見えますが、日本は雨の多い国であり、その影響を大きく受けます。

実は2階サッシから垂れる雨だれで、外壁の汚れが目立つ場合もあるのです。外壁材の汚れ防止性能が向上し、コーティングなどにより汚れにくくはなったものの、完璧ではありません。また、コーティングの効果も永久には続きません。

霧除けの効果

霧除けを付けると、雨の日に窓を開けても雨が吹き込みにくいので、涼しい風を室内に取り込むことができるというメリットもあります。逆に霧除けがないと、雨の日に窓が開けられないこともあります。

雨の日に窓を開けるのを嫌がる方もおられるでしょうが、室内の空気は人間の生活で汚れます。二酸化炭素や臭いのほか、身の回りの品々から出るVOC(揮発性化学物質)も懸念されています。必ず換気は必要です。

換気をする一番簡単な方法は窓を開けることですから、季節によっては十分エアコンを使わない工夫です。

雨の日に窓を開けられ工夫は、昔からある日本人の知恵ですね。

サッシメーカーの製品では、後付けのものもあります。手を加えれば、すだれを吊るすこともできます。これも陽射しを遮るのに一役買います。

霧除けを付けるにはもちろんコストもかかりますが、住んでから影響が出る部分です。窓がたくさんある場合は、取り付け箇所を選んで付けるようにしましょう。家は永く住むものだということを意識して計画を立てることをお薦めします。

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