バブル崩壊後の価格破壊ブームの中で、住宅業界でもフランチャイズ展開をする会社「住宅FC」が現れ、業績を伸ばしました。
地域の工務店が、FC本部の運営する組織に加盟し、FCブランドの看板を掲げ営業展開をしていく形です。
規模の大きい団体が複数あるので、一つのグループを形成していると言っても良いでしょう。
主な住宅FCグループ
FCグループの特徴
各組織とも独自の工法で差別化したり、今までの住宅価格の常識を覆す、いわゆる「ローコスト住宅」を手がけているグループもあります。
ローコスト住宅
安いことには必ず理由があります。まずその理由を聞き、納得できるかがポイントです。
使われている建材がどの程度のグレードなのか、ある程度建築に詳しい人の意見を聞いてみると、商品価値が見えてきます。工法が大きく異なり特殊な面もあるので、よく説明を受けてメリット・デメリットを確認しましょう。
見た目はコスト削減を反映する形で、どこも今どきのスッキリしたデザインを採用しています。
自分達が求める住まいを低価格で手に入れることは望ましいことですが、「安請け合い」にはリスクも潜んでいます。一つ一つ確認しながら進むことが大切で、通常の場合より入念に選ぶ手間をかける必要があることを忘れてはなりません。
また、施工はあくまで地域の工務店が行いますので、ブランドだけでなくその施工会社自体がどうであるかを見極めましょう。
ボランタリーチェーン(VC)
類似のグループとして、ボランタリーチェーン(VC)があります。
FCとの違いは、多くの工務店が連携し共同で組織を作り、スケールメリットにより仕入れ単価を下げたり、ノウハウを共有したりするものです。
地域の工務店が連合したり、家づくりの方向性が近い会社が集まるケースが多いようです。
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