ハウスメーカーの見つけ方・探し方

binocular-71520_640

幸いなことに、現代社会は様々な方法で情報を得ることができます。

自分たちの希望がはっきりして、「注文住宅」という商品の特性が理解できたら、具体的に住宅メーカーを探し始めましょう。

住宅メーカーを見つける方法と特性を解説します。

注文住宅の情報を集め、住宅メーカーの存在を見つける

折込みチラシを見る

新聞を購読されている方にとっては、住宅情報が載っている一番身近な媒体でしょう。

週末には嫌になるほど多くのチラシが入ってきますが、マンションや分譲住宅、土地情報を含め、多種多様な住宅の情報が得られます。

建物の特徴に偏りがないため、探し始めの方に向いています。地域の小さな工務店もよくチラシを活用しています

ただし、現場見学会・完成見学会、イベントのタイミングでチラシが折り込まれるので、情報を見逃す可能性があります。

なので「この会社の建物、いいなあ」と思うことがあったら、その時にメールマガジンなどに登録し、いざという時に情報を生かせるようにしておきます。

タウン誌・ミニコミ誌・小冊子を見る

同様に週末などに新聞に折り込まれるタウン誌・ミニコミ誌があります。

最近ではスーパーなどに設置されている、無料の小冊子(フリーペーパー)もあります。

雑誌にまで広告費をかけられない小規模の工務店が記事を載せていたりします。

チラシと同様、情報を見逃さないようにする工夫が必要です

住宅情報誌、建築雑誌・ライフスタイル誌を見る

茨城県でも注文住宅を建てるメーカーを掲載した雑誌が数誌あります。様々な事例が載っていますので、やはり検討初期には利用されると良いでしょう。

最大手はリクルートのスーモ(SUUMO)です。数多くのメーカーを見られるので、一気に探すときに便利です。

もう少し広告寄りでない建築雑誌は、自分たちのイメージを固めるのに活用できます。

趣味の雑誌などから得られるヒントも多く、「こんな暮らし方がしたい」というライフスタイルを見つけるのに役立ちます。

書籍を買う

フランチャイズ本部のほか、最近では地域のビルダーが出版していることがあります。

多少のコストが掛かりますが、詳しく商品内容を知ることが出来ます。図書館にも住宅関係の書籍が意外と所蔵されています。

しかし、住宅メーカーの考え方に偏りがある場合もあるので、記載内容を鵜呑みにせず多くの情報を見比べて検討することが必要です。

インターネットで検索する

近年、日常のツールと呼べるほどインターネットが普及しました。そのため住宅メーカーも間違いなくホームページを持っています。

「ホームページに力を入れている会社=いい会社」という訳ではありませんが、やはり思いを伝えようとしている会社は、それなりに充実したサイトを作っています。

何よりも最新情報を手に入れられることと、今まで知らなかった住宅メーカーを発見できる可能性があることが、インターネットの情報を利用するメリットです。

日ごろ家づくりに対して思っている、気になるキーワードで探してみると、いつもと違う情報が得られるかもしれません。

知人に聞く

身近に最近家を建てた人がいて、その家が自分たちの好みに合っていたら、建てた住宅メーカーを聞いてみましょう。実例ですので生の声が聞けます

知人や親戚が建築会社の場合は、相談するのも良いですが、その後のおつき合いもありますので慎重に…。

住宅総合展示場へ行く

様々なつくりの建物を見ることができます。

まだ自分たちの好みが定まらない検討初期には有効でしょう。しかし、建っているモデルハウスは、グレードの高い「展示場仕様」になっていることがよく言われます。「標準仕様」と同じなのかオプション対応なのか、スタッフの方に確認しておきましょう。

また、営業アプローチをかけられる場合もあるので、不要な場合はそう申し出ますパンフレットなどの資料は、比較検討のために必ずもらっておきます。

実際見てみなくては分からない、相手の対応を含めて判断したい、という方は早めに相手先に伺ってみましょう。

工事中の看板を見る

これも意外に有効な方法の一つです。

いいなあ、と感じた建物には目を付けておきましょう。住宅メーカーとの出会いはこんなところにあったりします。

職人さんの仕事の様子や、住宅メーカーの現場管理の様子(ゴミや資材の整理整頓・建物の養生・道路の出入り)など、「自分たちが契約したら同じような対応をされる」という視点で見てみるようにしましょう。

完成見学会が開かれることもありますので、気になった場合はホームページなどで確認します。

共通して言えること

  • まずは色々な家を見てみる。

自分たちの家づくりのコンセプトが決まっている場合は、住宅メーカーも探しやすいですが、そうでない場合は思いつくままに家を見てみることも一つの手です。そのうち、「自分たちが建てたい家はこれだ」とはっきりしてきます。

  • 情報を見逃さないようにする。

「この会社の建物、いいなあ」と思うことがあったら、メモに書き留めておきます。またそれだけでなく、メールマガジンなどに登録したり、ネット情報を自動的に入手する方法を採って、いざという時に情報を生かせるようにしておきます。本格的に家を建てることを検討している時期には、定期的にチェックする努力も必要です。

  • 一つの意見だけでなく、幅広く情報を得る。

住宅メーカーの見解には偏りがある場合もあります。一つの意見を鵜呑みにせず、色々な意見を聞き、その中で自分なりの納得感を得るようにすることが大事です。

  • 「縁」を大事にする。

人と人の出会いと同じように、住宅メーカーとの出会いにも「縁」があります。縁を生かすと計画がスムーズに運ぶ例も多いようです。身近なところに出会いがあるかもしれません。

行動のポイント

行動する順番に特に決まりはありません。また、全てをしなければダメということもありません。ただある程度の情報量は入れておいた方が、後で後悔することも少なくなります

 

コメント