ハウスメーカー(プレハブ住宅)を分類する

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全国的な販売活動をしているのが「ハウスメーカー」と呼ばれるグループです。主にプレハブメーカーが占めています。

プレハブとは「prefabrication」の略語で、建物の多くの部材を事前に工場で生産・加工し、建築現場で組み立てる方法です。工期を短縮でき、建物精度も比較的均一にできる特徴があります。

現在大手8社が先導し、中堅ハウスメーカーが続いています。世界には全国展開する住宅メーカーという概念がなく、これほど大きい住宅メーカーは例がありません。

主なハウスメーカー

ハウスメーカーの分類

ハウスメーカー大手8社の一角が崩れる

2017年からミサワホームがトヨタホームの傘下に入る予定です。

ミサワホームは経営状態が悪化し、04年に産業再生機構の支援が決まりました。そして、現在はトヨタホームがミサワホームの筆頭株主となっていました。

住宅購入層の人口減少と景気が回復しないことから、新築住宅販売は今後の成長が見込めません。そこで両社は合理化などで協力関係を一段と深め、生き残りを目指すようです。

今後もハウスメーカー業界の再編があるかもしれません。

大手ハウスメーカー(プレハブメーカー)の特徴

改めて見てみると、会社の前身が本来建設業でない化学メーカーや建材・設備メーカーが多いことも特徴です。そのため、大手メーカーは建材まで自社開発している場合が多くあります。一般的な住宅メーカーが、建材・設備を製造メーカーから仕入れ、住宅に組み込むというスタイルに比べ、その点も大きな違いと言えます。

選ばれる理由は、「ブランドに価値を感じる」「大きい会社だから安心」ということでしょう。大手企業ですので、サービス体制は確かに整っています。TVCMをはじめ広告も大々的に打っています。そのため住宅FC・地域ビルダーに比べると、間違いなく高い価格になります。

しかし、高いから良いということには必ずしもなりません。知名度があること = 広告宣伝にお金をかけている、営業に長けている = 販売教育に時間を割いているとも言えます。

細かい変更対応は得意ではなく、オプション対応が割高になる面もあります。

「安心」を鵜呑みにするのではなく、自分の価値観と一致したならば選ぶということが肝要です。

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